歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、組踊

2022年03月10日 日本文化 美術展

東京国立博物館で開催中の「日本の伝統芸能」展へ行ってきました。
ユネスコ無形文化遺産に登録された、
歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、組踊
という5つの伝統芸能を同時に体感できるという特別展でした。

それぞれ何となく知っているレベルでしたが、
同時に5つを比較することで改めて違いを把握できます。
どの芸能にも共通するような「日本らしさ」はありつつも、
それぞれで特色が全然違うのですよね。
日本の伝統芸能の独特な美や空気感をまさに実感することができました。


文楽で使われる人形の顔を作る工程


能面


組踊の舞台

日本に生まれて育ってもまだまだ知らないことが多いですね。
建物や宝物などの物質的な歴史のモノが残っていることもすごいですが、
文化というのは人から人へ伝わる形を持たないもの。
それが長い年月を経ても伝統として残るって改めて凄いことだなと思います。

今僕たちが生きている時代に生まれたものも、
何百年か経つと日本の伝統と呼ばれるようなものになるのでしょうか。
そんな風に後世にも残したいと思ってもらえるようなものを作りたいですね。

機会があれば今度はそれぞれの伝統芸能を、
本番の舞台でじっくり鑑賞してみようと思います。