スティーブ・ウォズニアック氏の講演会に行ってきました。
スティーブ・ジョブズと共にアップルをつくった共同創設者の一人。
アップルが最初に制作したApple IおよびApple IIをほぼ独力で開発したというすごい技術者。
アップルが今の世界に多大なる影響を与えていることを考えると、
この人がいなかったら今のIT社会は無かったのではなかろうか。
そんなウォズニアック氏が来日したということで、講演会に参加してきました。
――――――――――
Stephen Gary Wozniak講演会
think different!
ポップカルチャーとテクノロジーの融合 ウォズのこれまでとこれからの未来
http://tokyocomiccon.jp/wozniak/
――――――――――
世界最大級のポップカルチャーイベント、東京コミックコンベンションの名誉顧問を務め、
秋葉原などのポップカルチャーも大好きというウォズニアック氏は
講演会中もジョークを交えながらとても和やかに話が進んでいきました。
ウォズが初めてコンピュータに出会ったのは9歳の時だったそうです。
当時はまだ家庭用のコンピュータなどほとんどなかった時代、
たまたま家の廊下にコンピュータの本があったことから、コンピュータに興味を持ち始めたそうです。
当時は学校にはコンピュータの話が通じる人はなく、
地域の科学のお祭りで自分の発明を発表するなどしていたそうです。
高校の時にはコンピュータのマニュアルを手に入れ、自分でも作れると感じていたのだとか。
そのころ、4Kメモリを積んだコンピュータを手に入れる!と宣言していたそうですが、
当時はそれすら家が買えるほどの値段がしたそうです。
今のPCは4kの10万倍の4GB以上のメモリを積んだものがほとんどですから、
技術の進歩には本当に驚かされます。
大学の頃には学費を稼ぐためプログラミングのアルバイトをしていたそうです。
当時のプログラミングは今と違って、ハードウェアの回路設計などです。
パーツも高いので、紙面上で設計をしていたそうです。
誰もが一度はやったことがあるであろう、ブロック崩しのゲームもウォズニアック氏が作ったゲームなのだとか。
そのころジョブズに会い、ジョブズの依頼でコンピュータを制作していたとのこと。
映画ではジョブズがコンピュータークラブに連れて行ったことになっていますが、
実際はウォズがジョブズを連れて行ったそうです。
ウォズニアック氏は現在、WozUという教育サービスを展開しています。
父から教育の大切さを教えられた影響もあり、エンジニアの次に教育に非常に興味があったそうです。
まだまだ現代の学校では新しい技術を学ぶ機会が少ないとのこと。
今後の世界の動向としては、
ブロックチェーンが新しいSNSになる。
パーソナルアシスタント。
が来るそうな。
仕事を楽しむコツは、喜びやジョークを思いつくこと。
ちなみにウォズはエレベーターで1フロア上がる間に10個ジョークを言うのだとか。
懇親会では一緒に記念撮影もさせていただきました。
今のIT業界、ひいては今の世界の礎を築いたともいえるウォズニアック氏。
それこそ歴史の教科書に載ってもおかしくないような偉大な人物に会えて、
最高の経験となりました。